今回は元・素人AV男優のK氏からお話を伺い、AV男優業界についての記事を公開します。
KさんがAVに出演しようと思ったきっかけから素人男優の引退までを描きつつ、どうやってAV業界で人間関係を構築していくのか政治戦略について、そして本邦初公開のAV男優の手配師についても述べようと思います。
「男優業界はアソコが大きく実力があれば簡単に男優になれる」
「見た目が良くイケメンなら男優になれる」
と、勘違いされる場合も多いですが、実際は真逆で、AV業界は人間関係が最重要の場合が多いです。
嫌な印象を持たれて出禁とか、変な発言で出禁とか普通にあります。
最後まで読んで頂くと有益な情報が沢山あります。
※男優と言っても素人男優レベルの話でトッププロの話では無いことをご承知ください。
そもそもAV男優になるには?
もし自分がAV男優になったら?
男なら一度くらいはそんな想像したことがあるだろう。
しかし、実際にAV男優になるにはどうすればいいのか?
意外と知ってるようで知らない。
就職試験がある?資格試験がある??いや、そもそも職業なのか???
現在、AV男優というかAVに出演するためには、大きく分けて以下の2パターンしかない。
- 直接AVメーカーに応募する
- 汁親(しるおや。汁男優の手配師)に紹介してもらう
いずれにしても、まずはいわゆる汁男優(通称:汁男(しるだん)またジューシーボーイズとも言われる)からスタートし、様々なハードルを越えて、ようやく本番のある絡みをやることができる。
ある程度の場数をこなして、名前の売れた者のみがトップ男優(加藤鷹、しみけんなど)として生き残れる。
日本で、職業AV男優とされている人数は70人ほど。1年目の生存率はたったの1%。
AV女優が1万人ということを考えれば、超過酷な業界であることがお分かり頂けるだろう。
ちなみにギャラはどんなものかというと
- 素人男優(汁男優・ファン):交通費の1,000円程度のみ
- セミプロ男優:1発5,000円~
- フェラ男優:月収20万円~50万円
- トップ男優:月収200万円~
といった相場観で、そこそこ名の知れた男優にならないと、なかなか、男優業一本で食べていくのは難しい世界でもあります。
AV出演に興味のある方は、参加できるAVメーカーをまとめているのでこちらも参考にどうぞ。
元AV男優Kの体験談
【前編」AV男優になるきっかけ~初出演まで
AVに出ようと思ったきっかけ
高校三年の夏の時に出会い系で知り合った女性から、元彼のゴックン(精液を飲む)経験を聞いてショックを受けて以来ゴックンが好きなゴックンマニアになりました。
その女性に飲ませられなかったことから、「とにかく女に飲ませたい!!!」との思いが強まりました。
当時はゴックンと言う言葉も無く、風俗に行ってもゴックンのオプションなども無く、変人扱いされるばかりでした・・・
そして、夢遊病者のようにゴックン出来る女を探しては何年も街をフラフラしていました。
素人女性ではなかなかできないゴックンでも、AV女優さんは精子飲みプレーをしていたので、AVでシコシコする毎日でした。
しかしながら、AVに出る様な勇気はありませんでした。
AVも今ほどクリーンなイメージでは無く、なんだかダークなイメージがしたので、出演するのが怖かったのです。
「AVに出るとヤーさんに殺〇れる?!」などと聞いていたので出られなかったのですが・・・
やはりどうしてもAVに出て来る女性しか当時は男の汁を飲む女がいない時代でした。
AVに出ただけで殺されるとかは99.9999999%無いと思いますから、ご安心を・・・
ただ、女優さんに手を出すのはタブーです。
初AV出演
AVに出るのが怖かったのですが、恐る恐るメーカーにメールするとAVの汁男優として当選しました。
当時は応募人数も多くないので、簡単に当選メールが来ました。
何度か「やっぱりキャンセルします・・・」と怖くて行きませんでしたけど・・・やはり出演する事に決めました。
因みに、今のAVは認知度も高くなって参加者も多いので、キャンセルすると次が無い可能性もありますので、キャンセルなどはしないでください。
メーカーによっては本当に体調不良などであればキャンセルOKもありますけど・・・
地方からホテルを取って新幹線でAV現場に行くと普通のスタッフばかりでした。
出番を待っているAVファンと話すとオタクぽそうな良い人達ばかりでした。
こちらがかなり遠くから来ていると聞いて驚いていましたね。
仮にこの時知り合った汁男優の先輩をIさんとします。
そして、数時間待って、とうとう女優さんが持っているグラスに精液を出す出番が来たのです。
緊張もありましたが感動しました。
ただ・・・逆にどうしてこんな簡単な事に応募しなかったのかを後悔もしましたね・・・
それから数か月間は地方にいた事もあってAVには一回出た位でした。
でも「絶対東京で汁男優をして飲ませまくるぞ!!」と言う強い意志があったので、東京に移住しました。
ファンの精子を飲まない女優にガッカリしてプロの男優を目指す
東京に移住してから、とうとう待ちわびた撮影・・・
以前、地方から来た時に話をしたIさんに再会したのです。
Iさん「以前・・・地方から来てる人じゃ無かったですか?」
この時、Iさんとメールを交換しました。
実は、汁男優同士でネットワークを作っておくのもコツです。
汁男優同士で情報が回ってくることもあるからです。
ひとりひとりで動く業界の様で、案外仲間意識が大事です。
汁男優同士の横つながりは半端ないです。
話を戻します。
Iさんも「そりゃないよ・・・」とガッカリしていました。
その撮影ではファン(アマチュア千円男優のこと)が精子を飲ませる役割は廻って来ませんでした。
セミプロとして男優をしている人達の精子しか飲まなかったのです。
そういう風に段取りがなっていたようでした。
詳しくは書けませんが、セミプロで無いと信用が薄かったのでしょう。
私は非常に考えこみました。
「どうすれば・・・女優に精子を飲ませられるか・・・?」
「そうだ!プロ汁男優になるしかない!」
【中編】汁親との出会い~絶頂期
汁親と知り合いとうとうセミプロへ?!
とある現場を仕切る汁親さんに自ら話しかけて知り合い、晴れてセミプロになることができました。
しかし、最初の仕事で絡みが上手くいかず、印象を悪くしました。
そして、セミプロと言うことでお客様扱いではありません。
当然、自分が好きなゴックンの役割は廻って来ませんでした。
単調なブッカケの仕事が多くて段々嫌になりました。
「結局プロになれねえな・・・」
プロになれない事でやる気を失って、徐々にAV男優業界も無味乾燥なものに見えて来ました。
引き寄せの法則にハマってAV引退からの復活
当時、引き寄せの法則にハマっていたので、AVが不幸を引き寄せている気がして、一度目のAV引退をしました。
汁男優の知り合いのメールを消したら気が軽くなりました。
そして、営業職などをして、コミュニケーションスキルを磨きました。
このことが、後々、AV業界に戻った時にプラスに働いたのです。
AVでは「実力+営業力」が大事なのです。
AVは一度引退しましたが、ゴックンへの愛は消え去らずに、動画を見て抜く日々が続きました。
「やはり、AVに戻ろう。」
そう思ってビジネスで培った営業メールの様な丁寧なメールをしたら、沢山のメーカーに出られるようになりました。
毎週のように精子を飲ませる日々が戻って来て楽しかったです。
団長と知り合い、転機が訪れる
素人参加でゴックン現場に行った時にAV業界で噂される「団長」と言う人がいると言う噂を聞きました。
昔から名前は聞いていたのですが、どうやって知り合うかツテもありません。
ある日、素人男優を募集していないメーカーに自分で営業をかけると返事が来たので大喜びで参加しました。
そして、素人男優としてスタンバイしていると隣りに立っている男性に話かけられました。
見かけない顔なので私に声を掛けたのでしょう。
名前を聞いて驚きました。
その人が団長だったのです!!
団長と言う人は仕事にシビアな人でしたが、私が素人としてゴックンばかりに参加したい旨を伝えるとわかってくれました。
ゴックンのある現場ばかりを選ぶので、多少、迷惑がっている時期もありましたが、飯に行ったりしてコミュニケーションを取る事で仲良くなれました。
団長と言うのは話がわかる人で、飲み会も好きですから、飲みに誘うと凄く喜んでくれます。
AV業界と言うのは、表向きはドライなようですが、人間関係を密に取る事が急がば回れなのです。
飲みに誘って、ともかく仕事が欲しいみたいな露骨な事では無く、じっくりと飲み二ケーションを取るのが大事です。
誰でもそうですが、「仕事が欲しいから仲良くしたい!」と言う様な下心では人間関係は余計に上手く行かないでしょう。
絡みも増えていく?!
また、たまに絡みを出来ることもありましたから、素人男優としては随分出世できました。
綺麗な女優さんとも絡めるので本当に幸せな日々でした。
勘違いして男優気取りを始めたのもこの頃です。
派手なヌードが描かれた様なシャツを着て完全に有名男優のつもりでしたね・・・(笑)
派手なシャツを着ているので、監督が勘違いして出来るやつと思わせる作戦もあるにはありますけど・・・
実際に実力が無いと現場で恥をかきますからね・・・
セミプロになって絡みが出来ると勘違いする痛いケースも良くあるのですが、偉くなったつもりでも謙虚でいた方が良いです。
セミプロや素人男優のどちらが偉いか偉くないか?なんて簡単に上下しますから・・・(笑)
ここら辺は秘伝になりますが、
「年数が長いか?」
「どれだけのネットワークを持っているか?」
「どれだけの現場監督を知っているか?」
で敬語になるとかタメ口になったりしますけれども、まあ・・・基本的に敬語でいた方が無難でしょうね。
慣れてきたら仲間内でタメ口は良いと思いますけど、基本的に初対面では礼儀正しくしていた方がウケが良いです。
女優さんとのコスプレエッチ
ある時、自分のアイデアが採用されて好きなコスプレを選んで女優さんとH出来ました。
自分自身の中ではコスプレなどが好きでしたから、コスプレをしてHすると言う夢を叶えたので、満足出来たと言うか、自分自身の中で完結したなあ・・・と思ってしまいました。
「俺の中では完結させた!!」みたいな意味不明ですが、何だか達成した気分になったので、単調な現場が退屈になりました。
そして、逆に日本のAVが嫌になって来たのです。
「俺は自分の中では完結させたから」みたいな意味不明な奢りがあるような変なプライドがある状態では、撮影に行ってもお互いにギクシャクとしていましたから、当然上手く行きません。
何だか、プライドだけは本物のプロ男優みたいになって、自分自身の中でも周りでやっていることが無味乾燥に思えて来たのです。
【後編】挫折から海外デビュー~引退
AVメーカーでは挫折
その後、好奇心でAVメーカーに入りました。
「月収25万円残業無し」に惹かれましたが、現実は真逆で、最低時給と深夜までの残業ばかりでした。
素人男優として遊びでAVに参加するのとは違って、制作会社は夢も希望も感じられませんでした。
カメラを遮ったりしてカメラワークも出来無いために厳しい現場では嫌がられることもありました。
「あの人、良くこれで生き残れましたね?」と陰口を言われていたようですが、私の中では逆に素人男優として天よりも高いプライドがあったので、「この人達は何を言っているんだろう??」と全く話が通じていない状態でした。
お客様と仕事の違いを痛感・・・
素人男優で参加するのと、AVメーカーで深夜まで残業するのは全く別物と考えた方が良いです。
素人男優は1,000円ほどの交通費を貰えますが、タダ同然の参加なのであくまでも「お客様扱い」だったのです。
お客様扱いに慣れ過ぎていた私は、メーカーでの深夜残業には耐えられませんでしたね・・・
効率良く楽しみたい場合には、本業を持って上手いこと素人参加する方が気は楽ですね・・・
日本のAVを引退し、海外を目指す
団長には辞める事を止められましたけど、辞めて地元に帰る事にしました。
どうも、日本のAV自体に興味が無くなったのです。
一時期はAVを見るだけでも気分が悪くなるほど嫌いになりました。(笑)
地元に帰ってお金を貯めて、海外のポルノに参加しました。
海外の綺麗な女優さんにゴックンさせて、これはこれで凄く満足でしたね。
日本みたいにカメラワークもうるさくなくて、平気でカメラの前を横切るのが普通でしたからね。
AV男優の人間関係と政治戦略まとめ
汁親は団長がオススメ!?
様々な汁親さんがいる中で、団長と言われる人が一番オススメでしたね。
飲み会に行って密にコミュニケーションを取る事が出来ましたからね。
団長についてより詳しく書いた記事を貼り付けておきます。
団長についての記事
http://internationalactor.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
どうしてもAV男優を目指したい方へ
何が何でもAV男優になりたいという方に最後にお伝えしておきます。
恐らく、AVのメインのファンや視聴者は昭和世代が多いんじゃないか?と思います。
参加している中年の人達に聞いても「奥さんにフェラしてと言うのが恥ずかしいから、そういう時代では無いから・・・」と言う感じで参加して来ている人達も多かったです。
昔のHなんて、ただ挿入してひたすらパコパコだったでしょうからね・・・
今の若者みたいに「彼氏の飲んじゃった~❤」ってyou tubeで顔出し自己紹介するような時代でも無かったですからね。(笑)
何を言いたいかと申しますと、AV業界で働く男性は飲み会など濃い人間関係が好きなタイプもいると言うことです。
ですから、急がば廻れで固く人間関係を構築していく方が良いと思います。
団長と飲みに行った時に、本音を語られました。
「仕事が欲しくて飲み会に来る人も多いからね~」と言って悲しそうに言われていました。
単に飲み会に行くか行かないか?と言う表面的な事では無く、人間関係をきっちりと構築できる人が出世できるのです。
昔、外国人を紹介してみると、単に飲み会に一回参加すれば自動的に仕事がバンバン来るみたいな勘違いをしているケースがありました・・・
あくまで飲み会はツールでしかないのに悲しいですね・・・
やはり、表面的な人間関係ではなく、カッチリとした人間性と人格を磨いていった方が良いと思います。
それから、身分証や清潔な身なりなどは重要です。
最近はメーカーも性病検査表もうるさくなって10種類ほど要求したりするようです。
現場を離れて長いですから、最近の事情は良くわかりませんから、参加前にメーカーのホームページで確認するとか、仕事をくれる人に詳しく聞きましょう。
基本的に検査は一度受ければ、一ヶ月は持ちます。
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